ピアノのお散歩

ピアニスト北中綾子のブログです。日々のことを気まぐれに綴っています。

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ポーランド⑧ 最終日(プシェミシルから再びクラクフへ)

10月24日(土)

ホテルの朝食をゆっくりと。
バイキングなのでハムやチーズなどを取って、温かい食事としてオムレツを注文できました。

9時にアンジェイさんが迎えに来てくれて、11時20分の電車に乗るまでに2時間くらい時間があるのでプシェミシル観光に連れて行ってくれます

まずは、昨日夜景を見た丘へ行きます

景色を堪能したら今度は町へ。

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カテドラルの塔。
塔に上がりましたがカテドラルには入りませんでした。


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塔から見た街並み。外には出られないので時計越しに眺めます。


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お城。(「撮ってあげるよ!」とすぐに撮ってくれます。)


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お城の塔から見た街並み。


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教会。
教会関係の方が、「ようこそ、ようこそ。」ととても喜んで出迎えてくれました。
「遠いところからよく来てくれたね!ベトナム人?」
なんでやねん!!!
でも丁寧に案内してくれて本までくれました

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教会内部。ちょっとピンぼけ・・・。


ここで、マグダさんが合流。見送りに来てくれました
みんなで駅に向かい、スーパーでパン、ジュース、お菓子、バナナなどたくさん買って昼食に持たせてくれました。
最後の最後まで本当に親切な方たちでした

電車は1等車で、6人のコンパートメントですが、私1人でした。
電車が走りだして、アンジェイさんとマグダさんが見えなくなるまで手を振ってお別れ。

1人なので車窓を見ながらぼんやりしていました。
まだ今日大切な約束がありますが、ポーランドでのこの10日間を振り返りながら色々物思いにふけっていい時間を過ごしていた頃、同い年くらいの男性が乗ってきました。プシェミシルから3時間くらい走った時です。

「旅行者には見えないけど、旅行者なの?」と声をかけられました。

それをきっかけに、それから色々話していたのですが、延々文句(笑)
某国々、国際問題、ポーランドの政治などなど。
まぁ彼の言うことはもっともだし私も賛成できるのですが。。
そういえばポーランドの政権が変わるのですよね。時代に逆行していると評判よろしくないようで・・・。

そのまま2時間くらい話して、4」時過ぎクラクフ到着。
お互いクラクフで降りるのですが、降りる前くらいから、手伝ってあげるよとは言ってくれていました。
あんまり期待しないで一緒に降りたのですが、荷物がある上に昨日貰った大きな花束と葉っぱ束があり、持ちきれません。
私はタクシーに乗るわ~と言ったのですが、タクシー乗り場へ一緒に行って一緒にタクシーに乗りました。

彼は先生の家とは全く反対方向のようですが、まずは先生の家までタクシーを飛ばしました。
清算はどうしよう?いくら?と聞くと、「そんなの要らないよ~助けてあげるって言ったでしょ」と満面の笑み。

いい人だ~~~文句を聞いていた甲斐があったよ

ちなみに・・・普通は知らない人とタクシーに乗るなんて危険なので絶対にしてはいけないことです。
今回は、自分で運転手にポーランド語で言えること、町を把握しているので走っている場所が掴めること、教授がついているというバックがしっかりしていること・・・・というので大丈夫かなと思いました。まぁ、カンですね。
それでも「絶対安全」はないので、後から友人にも「危ないことして」と叱られました。

そんなわけで急にカッコよく見えた彼とさよならして、先生の家に無事到着。
荷物を置いて、花束を花瓶に生けて、すぐ出かけます。

どこへ行くかというと、大家さんの家。
今回はアポ取っています(笑)

5時半に着きました。
フルーツを盛って、お菓子を綺麗に並べて、テーブルセッティングをして待っていてくれました。
こういうテーブルセッティングって素敵だなぁとうっとり

それにしても、家までの道中も、家も、大家さんも、全て懐かしくて胸がいっぱいになります。
ここで私は生活していたんだ・・・。

大家さんは一軒家に住んでいて、その1階の一部分を借りて住んでいました。共同なのは洗濯機だけで、あとは全て独立しています。2部屋ある広々した快適な部屋で(しかも安い!)、自由に練習ができました。

最初はコーヒーを飲んでお菓子を食べて・・・
それから、「年代物のコニャックがあるんだけど、飲む?」
「飲む飲む!」
一応夕食前で空腹なのですが、一緒に2杯も飲みました。
確かに美味しい
こちらの方は強いお酒を飲むときもストレートだし、水も飲まないし、すごいですよね。

話題は、日本での生活や家族のことから、政治のことや難民問題と多岐に渡りました。
今日の電車も同じような話題で、しかも言っていることが2人ともほぼ同じで面白かったです。

2時間くらいいましたが、とてもいい時間を過ごせました

バスに乗ってクラクフ中心部へ戻り、友人と会いました
ビールを飲みながら(また飲む!)お喋りに花が咲き、ここでの時間もあっという間に経ってしまいました。
みんなそれぞれの道を歩んでいますが、それでも音楽での繋がりは共通なので嬉しいですね
これから変わっても、変わらないでいて欲しいなぁと思いました

先生の家に遅い時間に帰り、軽く夕食を食べ(さっきこっそり少し食べたんだけど)、この演奏旅行の成功を祝ってワインで乾杯しました (またまた飲む!)
先生もとても喜んでくれました

終わったんだなぁ・・・。
あまり準備期間がなかったので必死に準備してきましたが、ポーランドでは音楽のみにどっぷりと浸ることができ、1日1日が変化に富んだものでした。

とても満足して日本に帰れます

しばらく、さようならポーランド。
次来るのはいつでしょうか・・・その時をまた楽しみに、これからもまた音楽と向き合っていこうと思います。
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ポーランド⑦ リサイタル in プシェミシル

10月23日(金)

今日はリサイタルツアー最後の、そしてポーランド演奏旅行の最後のリサイタルです
ウクライナの国境すぐ近くのプシェミシルという町です。

10時にプシェミシルからアンジェイさんという方が車でお迎えに来てくれました
「段取りは全てこちらがするから、あなたは何も考えなくていいからね、弾く事だけを考えて。」とのことで、かなり安心です。

ポーランドは平らな国なので、電車に乗っていても平らな大地しか見たことがなかったのですが、曲がりくねった、穏やかなアップダウンの道を走りました。
この時期、黄葉がとても美しいです
道を曲がった先にぱっと視界が開けて、丘全体が黄金のように輝いている景色は目に焼き付いています。思わずため息。

アンジェイさんとも色々話が弾みんで楽しみながら、小さな町をいくつも通り抜けて、1時前プシェミシルに到着。

この町もクラクフ同様、とても古くて歴史を感じる町です。
実際ウクライナとの国境の接するため、色々な歴史が詰まった町だそうですね。

さて、まずはホテルに案内されチェックイン。

フロント「パスポートを見せて。」
「えっっ、クラクフに置いてきたよ。」
「はぁ!?!?」 

アンジェイさんが慌てて自分の身分証明書を出して手続き。
というわけで、ホテルにはアンジェイさんが泊まったことになったのですが、こんなことができたのはバックにきちんとした団体?がいるからこそですよね。。。
うっかりしていました

部屋は広々ツイン。いいホテル~~

荷物を置いてホテルのレストランでランチ。
何でも好きなもの食べるようにとのことなので、ほうれん草のスープと、またゴオンプキ(ロールキャベツ)を美味しく食べました

食後は昼寝でもしてゆっくりリラックスしておくようにとのことですが、そんなに心臓強くないのでリサイタル前に昼寝はできませんねぇ(笑)
でも部屋で、「無」の状態になれたのはとてもよかったです。

3時にまた迎えに来てくれたので、ホールへ移動。
途中渋滞に巻き込まれたりしたので、ホールに着いたのは3時半回っていました。

アンジェイさんはとても良くしてくれるので、「ありがとう」と言っていたら、「綾子はありがとうを言い過ぎだよ。僕は喜んでやっているし、綾子は演奏が仕事なのだから、お互いに当たり前の事なんだよ。」と言われてしまいました。
そうなんですよね・・・留学中からマネジメントがついていたのですが、「何をしてほしいのかきちんと要求してほしい、私はあなたをサポートするのが仕事、あなたは一番いい状態で弾くのが仕事」と言われたことがあります。
この辺りの考え方を気を付けてきちんと分けておかないと、おそらくかえってトラブルに発展します・・・向こうは要求してくれない、意思表示をしてくれない、とマイナスに捉えてしまうからです。
日本に住んでいるとこういうことって忘れてしまいますね。

さて、リハーサルに入ります。

途中で主催者のトップのマグダさんが挨拶に来てくれました。

司会者もやって来て打ち合わせ、そして「ラジオが来てるから今日の演奏は録音して放送します。」云々。
ラジオ
あとで録音を日本へも送ってくれるそう・・・。

そんなこんなやっているうちに時間は経ち、リハーサルは1時間しかできませんでした。

毎日違うプログラムを弾いているので本当に大変です。
プログラムが違うし、状況もコンディションも違うので、毎回が新しいのです。3日連続でリサイタルすれば3日目なんて緊張しないものかしらと思っていたのですが、全くそんなことはありませんでした。
何回リサイタルを繰り返しても(こうして毎日弾いても)緊張感から逃れることはできないのだなぁと冷静に自分を見つめていました。
でもクラクフの時にも書きましたが、いい緊張をしないと高い集中力も保てないので、とてもいい状態で臨めているのだと感じることでもありました。

6時開演。
カメラマンが並んでいます。

今日はきちんと休憩を挟み(笑)、進行はスムーズでした。
全プログラムを弾き終えた時に花束と、葉っぱ束?を貰いました。
葉っぱを1枚1枚丸めて、それを花束のようにしてあって、素敵なアイディアだなぁと思います
カサカサ音がしないのでホールに持ち込んで舞台で渡してくれるのですが、(ヤスウォの時もそうでしたが)その時に、拍手が続いている中で、今日の演奏は素晴らしかったとかその場で感想を言って称えてくれるのです。
とってもエレガント
私もゆったりエレガントにしないと(笑)みんな見てるし!とどうも焦ってしまう(笑)

8時前終演。
終演後は昨日よりもサインを求める列ができて、テーブルについてひたすら書きました
真顔で書いちゃいけないし、笑顔、笑顔・・・

次は写真また列ができて順番に撮ったのですが、もともと写真が得意ではない上に、これだけ愛想笑いしてるともう顔が引きつってるんじゃないかしら・・・

その後、主催者の方々から夕食に招待されました

先ほどのトップのマグダさんご夫妻、カメラマンの女性、誰か分からない男性(笑)と5人でレストランへ。

また勧められるまま注文したので、また私だけみんなの2倍の料理を食べました。
先にメインを決めたので、スープにどちらもポーランド伝統の、ジューレック(発酵ライ麦のスープ)を飲むか、バルシチ(ビーツのスープ)を飲むかで、それぞれお勧めした2人がワイワイ言い合い、結局「2つ飲みなさいよ!」となり、2つ飲みました(笑)
最初にジューレックを飲んで、更にメインと一緒にバルシチ。もうお腹が真ん丸になるんじゃないかと思いました。

話題は尽きず2時間くらいレストランにいてすでに10時過ぎなのですが、町が見たかったら案内するよと言ってくれたので、お言葉に甘えます。
車を丘まで走らせ、夜景を見に連れて行ってくれましたウクライナの国境がほんとすぐそこ。

町を挟んで反対側の丘にも車で行き、両側から町を眺めました。
風も強く寒すぎるので長居はできませんでしたが、素敵な時間でした~

11時半近くなってホテルに帰りました。

今回以前書いたようにホテルを渡り歩くことを予想していたので、温かいものを飲んでちゃんと休みたいと思って旅行用の小さな簡易ポットを持ってきたのです。スープやコーヒーなどと一緒に。
それは全く使うことはありませんでした。
ありがたいことだなぁと思っていたのですが、ポットを眺めているうちに、せっかく持ってきたんだし!!と悔しくなって、シャワー浴びた後、お湯を沸かしてコーヒーを飲みました
寝る前なのに(笑)

でも、これで全てのリサイタルは終わりました。
実感が湧くのはもう少し後でしょうけれど、満足に終えることができました
音楽だけを考えている毎日・・・練習していないのに、なぜか自分の音楽がだんだん豊かになった気がします。
日本で、この空き時間に弾かねば!!ときゅうきゅうした練習をしていると、じっくり音楽に向き合うことを忘れがちになっているのでは・・・改めてこれからの音楽とピアノへの向き合い方を考えながらコーヒーを飲みました。

明日はポーランド最後の日ですが、予定盛りだくさんです。

ポーランド⑥ リサイタル in ヤスウォ

10月22日(木)

昨日は本当に疲れてしまって、ベッドに倒れ込むようにして眠ってしまいました。
8時過ぎに目が覚めて、久しぶりに長く寝た気がします。

3時まで時間があるので、それまで軽く2時間くらい弾きました
今日はクラクフと同じく大きなプログラムで臨みます。

でも今日は演奏以外にちょっとそわそわすることがあるのです・・・それはインタビュー。
リサイタルの途中でインタビューがあるからだいたい何を話すのか考えをまとめておくようにと言われているので、紙に書きながらあれこれ考えているのですが、難しい。。。

あっという間に時間になり、3時ぴったりにお迎えのおじさまが車で来てくれて、お土産にハチミツをくれました
蜂蜜はポーランドの名産品。ハチミツから作られたお酒もあって、甘くて美味しいです。
その頂いたハチミツの瓶、ものすごく大きくて、ありがとうと言いながら、これ持ち歩くの大変だなとか考えてしまいました。

さて、車で今日のリサイタルの町、ヤスウォに向かいます。

4時前にホールに入ったので、リハーサルの時間は短くて2時間くらい取れそうでした。また司会の方が打ち合わせに来たりするだろうし、短めに見積もっておく方が良さそうです。

予想通りリハーサル中に何人か挨拶に来られましたが、リハーサルが終わりかけた頃、お茶とお菓子いかが?と、主催者関係の方から声がかかりました。

では、お茶を…

今日のホールは、舞台から客席後方になるにつれて段々高くなっていくホールです。
ピアノの横には椅子とテーブルがあって、これ片付けないのかなと思っていたのですが、さぁここでお茶どうぞ、と。

人が来るかもしれないし、楽屋へ運んでと言ったのですが、打ち合わせもするからまぁまぁここでとりあえず飲んで、とお茶とお菓子を勧められ、それならと座って飲んでいるところへ司会者がやって来て挨拶して打ち合わせ。

すると、急に客席が明るくなりました。
すでにお客さんがちらほら
スポットライトを浴びていて、それまで客席が全く見えなかったのです!
(ちなみに、きちんとした開演時間というものがないので・・・)

きゃーーー

お客さんが初めて目にした本日のピアニストは、私服でお茶飲んでお菓子食べて和んでいる姿…

いやだ…カッコよく舞台に登場する予定だったのに…
だから楽屋へ運んでと言ったじゃないかとぶつぶつ思いながらも、そそくさと楽屋へ引っ込みました。

さて、7時いよいよ開演
開演直前に、満席だよと司会者が囁いてくれました

ラフマニノフを弾き終え、舞台袖へ戻って再び舞台に出てくるとそのままインタビューに移りましょうと言われ、先ほどのテーブルと椅子に案内されました。
なるほど、インタビュー席だったのね・・・立ったままするのかと思ったら椅子に座ってなんて、かなり本格的じゃない!?

冷や冷やものですが、音楽の世界においての日本とポーランドの違いや、シマノフスキのどんなところに魅力を感じるのか、など聞かれ、なんとかかんとか答えて、最後に「ポーランドはどう思いますか?」と聞かれた気がします。

えっと…うまく聞き取れなかった…

勝手に解釈し、「ご飯が美味しいです!!」

と答えると、会場中が笑いに包まれてしまいました。
どうやら違うことを答えたらしい・・・そういえば音楽の話をずっとしているのに、急に“ご飯”はないよね・・・

とりあえずニコニコ(にやにや?)しておいて、舞台袖へ戻りました

さて、ここで休憩15分と打ち合わせていましたが、なんだか舞台でドビュッシーとシマノフスキの解説してません???

えっ!?えっ!?
どうしてか不明ですが、そのまま休憩なしで後半へ突入してしまいました

今日のリサイタル、これだけのプログラムなのに休憩なし!!
集中を保てるかなと一瞬心配になりましたが、弾けば弾けるものですね、満足に終えられました

アンコールもクラクフと同じくショパンのノクターンを2曲弾き、終演。
舞台ではお客さんから大きな花束や、バラの花、チョコレートなどを貰いました。知り合いのピアニストではないのに、こうして用意してきてくれるのですねバラの花1本くれるところも素敵です

終演後色々な方から声をかけてもらって、写真を撮ったり、プログラムにサインをしたり・・・
サインって「北中綾子」って書くだけですけれど(笑)それは、署名ともいう(笑)
でも漢字だから喜んでくれるんですよね、便利

全て終わった後、今日お迎えに来てくれた男性のお宅に夕食に招かれました。
6人くらいで夕食。

とっても素敵にテーブルセッティングをしてあり、オードブル、サラダ、メインのお肉料理や付け合せのジャガイモなどなど、本当に豪華なお食事。しかも綺麗なマダムにもてなしてもらってうっとり
勧められると断れない私は、勧められるまま食事をたっぷり頂き、更に大きなチーズケーキを2個食べてしまい、よく考えるとみんなの2倍食べているような・・・。
満腹すぎて苦しい。。。
そんな中話題はショパンコンクールで持ちきりでした。

さて、残すところ明日のリサイタルのみとなりました。
頑張るゾ

ポーランド⑤ リサイタル in ワンツット

10月21日(水)

今日からいよいよ3日連続リサイタルツアーに出発です
頑張れ私

今日から3泊するので、ホテルを渡り歩くことを予想していたのですが今日と明日は先生の別荘に泊まります
というわけで(別の大きな理由もあるのですが)今日は先生と一緒に出発です

荷作りを終えて、9時半にタクシーで駅へ向かい、10時クラクフ発のバスでジェシェフという町まで。11時40分頃到着し、誰か知らないおじさんが迎えに来てくれていたので、車で今日のリサイタルをするワンツットという町へ向かいます。車で30分くらいでした。

今日のリサイタルは1時間弱のプログラムなので割に軽いものだし、昨日は十分に練習できているし、なんか気持ちも余裕
先生と一緒にリサイタルへ向かうなんて、留学中からも滅多にないことです。本日2回目・・・貴重な時間です。

ホールに着いて関係の方々に挨拶し、荷物を置いて、まずは何をするかというと、観光

素敵なワンツット宮殿があるのです
今日のホールはその庭園の敷地内にあります。

綺麗な庭園を見ながら歩いて宮殿へ。

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庭園。


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この橋を渡って宮殿へ。


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宮殿入口。


コートを預けて、靴のまま履くスリッパを履くのですが、大きすぎて脱げるので歩くのにとっっても危ない。(後から知りましたが子供用もありました!)こんなところでコケたり階段から落ちたら大変なことになると思って、慎重に慎重にズリ足で歩きました。

写真禁止だったのでご紹介できませんが、内部はやはり豪華落ち着きのある豪華さです。

まだ大掛かりな修復作業もやっていました。

宮殿内のメインのサロンの天井は空を模していて水色で、周囲に雲が描かれていました。だいたい絵画や彫刻のようだったりするので、珍しいなぁと思って印象的。また、小さな劇場も併設されています。
ここのサロンでは、現在コンサートができるように舞台を作りピアノが置いてありました。

また、第二次大戦の前には調度品を守るため隠したようです。こういう話はポーランドのあちこちで聞きますが、聞くたびにポーランドがたどってきた歴史を思い、その中で文化や宝物を守ろうとしたポーランドの方々に頭が下がる思いです。

さて、ゆっくり見学してから先生と宮殿内のレストランでランチ

トマトのスープと、豚肉&チーズを重ねたメイン料理。リサイタル前は満腹にならないように気をつけているのですが、とても美味しいので量が多いのに全部食べてしまいました
デザートにりんご食べる?と先生に聞かれたので注文してもらいます!
焼きリンゴにソースがかかっていて、その横にチョコでト音記号が書いてありました
やはり完食

とても満足な食事で、もう今日は大満足です
こんな優雅な時間を過ごして、しかも満腹&満足になってしまって、今から弾くなんて

ホールへ戻ってリハーサル。
1時間だけ弾けます。リサイタル直前だから控えると言っている場合ではない気がして、けっこう全力で弾きました。

そして、あっという間に本番の時間を迎えます。

今日のリサイタルの司会は先生が務めます。初の師弟コンビ
日本ではトークコンサートがよくありますが、ポーランドではありません。ポーランドで「日本ではね・・・」と話すと驚かれ、「そんなことしたら、演奏に集中できないじゃない・・・。」と言われます。別に私も好きでやり始めたわけではありませんが、日本ではトークも求められてしまうのですよね。
ですので、ポーランドではピアニストの紹介や曲目の解説などの司会は、別の音楽家や専門家の方が務めるのです。
ここで、司会者がどれくらい話すのかはっきり分かりませんので(どこの曲間で何分くらい話すのかは軽く打ち合わせておきますが。)、舞台袖で出ていくタイミングを窺いながら待っています。自分のペースで出ていけない分落ち着けない面もありますね。

今日もホール一杯のお客さんと弾きやすいピアノで、リサイタルは最後に大きな花束をもらって終演を迎えました

シマノフスキ良かったよ~!!とあちこちから声をかけられました。
満足満足

ここから車で2時間ほどかけて先生の別荘に戻ります。
途中でレストランへ立ち寄って、夕食。
ジューレック(ポーランド伝統のスープ)と、大好きなゴオンプキ発見
ゴオンプキはロールキャベツなのですが、大好きで今回の滞在でもどこかで食べたいと思っていました。2つあったけれど、さすがに1つしか食べられなかったので持ち帰りにしてもらいました。

食後はどっと疲れが出て到着まで車の中でずっと寝ていて、夜9時先生の別荘到着。

早速先生と乾杯。さっきのレストランで赤ワインがなかったので・・・。
赤ワインにしようかと言いつつ、フルーツのお酒に変えました。
何のフルーツなのかしら・・・アルコールはとても強いのですが、こってり甘く、食後にとても美味しかったです

ポーランド④ 5、6日目&クラクフ紹介

10月19日(月)
朝からクラクフ音大へ手続きに行きました。
書類作成等に時間がかかるらしく、もう一度2時頃来てねと言われました。

今日も明日も特に予定はないので、夜はコンサートに行ってきました


10月20日(火)
昨日と今日はよく練習できて満足
思う存分とはいきませんが、それでも明日からのツアーには耐えられるという自信にはなっています。

夕方から留学中に住んでいた家を訪ねてみることにしました。大家さんに会えるかもと思って、日本から手土産のお菓子は持ってきたものの、連絡せずにふらっと行ってみます。
バスで行きますが、切符はバス内の機械で買えるように変わっていました。
一応キオスクで切符が買えるか尋ねてみましたが、「ない!」と冷たくあしらわれたので、まぁいいやと思ってバスに乗ると、その機械は壊れていました。
なんだよ~・・・運転手のところに行くと、お釣りがないとかなんだかんだ言っていますが、まとめて2枚買うからと言って、やっとのことで買えました。
そうだったそうだった、こんな感じでした(笑)

ちなみに切符を買わなくても乗ることは乗れるんですよ。でも時々乗り込んでくる検札に無賃乗車を見つかると多額の罰金です。
留学中1度捕まったことがあり(偶然定期が切れてたまたまタダ乗りした1回を見つかった!)、バスから降ろされて、4000円の罰金でした。100円ケチっただけなのに!!むむむ。そこで、賄賂にして安くしてもらいました。もう今はそんなの通じないかもしれませんね。

さて、バスの道も、大家さんの家の周りも少し変わっていました。
チャイムを鳴らしてもいない。。。少し待ちましたが、お菓子の袋にメッセージを書いて、玄関先に置いて帰りました。

夜、先生宅から電話しました。懐かしい声
またコンサートツアーから戻ってきたら訪ねる約束をしました。

明日からの旅行の用意をして早めに寝ます。
土曜日にクラクフに戻ってきますが、今日で中央広場は見納めかなぁ。。。



さて、世界遺産の町、クラクフの町の紹介です。
今回は散歩に出歩いただけなので、観光で訪れる建物の主なものしかありませんが・・・。


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中央広場の市庁舎の塔。
写真ではちょうど陰になっていてよく分からないのですが、この塔の足元に大きな横向きの顔が転がっているのです。中が空洞になっていて子供たちが入って遊んだりしているのですが、これ、現代美術家の作品なんですよねー。歴史的な広場なのにこんなものが(失礼!)転がっていて、留学中から気に入らなかったのですが、まだある!!!
ポーランド人もそう思うらしく、場所を移す案が出たらしいですが美術家が反対、また移転先に挙げられた場所も“大きすぎてイヤ”と言うなど、結局ここに置いておくしかないそうです(笑)


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中央広場。この中央広場はヨーロッパでも屈指の広さ。
左奥は聖マリア大聖堂、黄色の建物は織物会館。織物会館は現在お土産屋さんの商店街になっていて、通路の両側に琥珀、陶器、刺繍などのお店がずらーっと並んでいます。



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聖マリア大聖堂。
この塔の上からは1時間ごとのにラッパが鳴ります。敵襲を知らせる時にラッパを吹いたのですが、敵兵が放った矢に打たれてラッパを吹いた人が亡くなったという出来事から、今でもラッパを吹くのです。このラッパを吹く人は代々この仕事をしているようです。
大聖堂内部は綺麗な青色でとても美しく、国宝の祭壇もあります。
信者はもちろん入れますが、観光客は入場料が必要です。留学中は、勿体ないとか思って見つからないようにこっそり出口から入っていました。


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中央広場にはたくさんレストランがありますが、この寒いのにまだ外で食べています。暖房つけながら・・・。


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広場に並ぶ観光用馬車。
馬車に乗っても、前は御者の姿しか見えないし、見えても馬のお尻なのにやっぱり乗りたいものなのかなといつも思っていますが、けっこうヨーロッパ人は乗っています。


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中央広場から延びるフロリアンスカ通り。


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フロリアンスカ門。この門をくぐって旧市街に入ります。(今は旧市街から外側に向かっていますが)


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現在はほとんど残っていない城壁。


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フロリアンスカ門から出たところにあるバルバカン。砦なのですが、現在はヨーロッパに3か所しか残っておらず、うち2か所はポーランド(ワルシャワとクラクフ)、その中でもクラクフのものは最大だとか。


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さて、中央広場へ戻り、フロリアンスカ通りとは反対に延びる通りを通ってお城に向かいます。



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お城へ向かう通りにある、とても古い教会。


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ヴァヴェル城到着!
写真左側にある(写真では見えません)坂道を上がっていきます。
別の上がって行くルートもあって、その道もとても素敵です。



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王宮が見えてきました!


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ヴァヴェル城にある大聖堂。
歴代ポーランド国王の戴冠式を行い、またお墓もあります。お城の中にあるということで、とても権威もあり重要な大聖堂。
また、ポーランド最大の鐘があり、国として大切な日にのみ鳴らされます。


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中庭。


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竜。
ヴァヴェル城の麓に、竜の洞窟と呼ばれる洞窟があり、お城から下って行くこともできます。
伝説上の竜の像がこれ。よく分かりませんよね(笑)あんまり立派な竜でもないのですが、時々火を噴きます。
これがまた、小さくボッだけ。それが偶然この時火を噴いています。

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ヴィスワ川とヴァヴェル城


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別の角度から見たヴィスワ川とヴァヴェル城
留学中私はいつもこの景色を見ながらバスに乗って家に帰っていました。



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夜のライトアップ。

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